同じ宝石を同じ鑑別機関に出して鑑別結果が違うことがある!?

こんにちは!店長です(^^)

 

早くも2月中旬、

暖かかったり寒かったりと

体調崩しやすい季節のですので十分お気をつけくださいね。

 

さて、今回は先日あったオパールの鑑別についてお話

 

こういうこともある。

という事を知っていただいても損ありません

 

宝石鑑別書には鉱物種別の鑑別(天然か、何の宝石か)以外に

宝石名にバラエティーが表記されます。

 

例えば

鉱物名:コランダム、宝石名:ルビー

鉱物名:コランダム、宝石名:ブルーサファイア

など同じ鉱物でも宝石名が異なってまいります。

このことはご存じの方多いですね。

 

オパールでいうと

ファイア

ウォーター

アイアン

ホワイト、ブラックやピンク、イエロー、ブルーなど色

ボルダー

キャッツアイ

スター

と宝石名も色々、

 

特に色やキャラクターで宝石名が決まる場合

鑑別機関やグレーダーによっても結果が分かれるような

境界上にある石が存在します。

基本、鉱物名はミスがない限り鑑別機関ごとに違うことはありませんが

宝石名は同じ石でも結果が機関・グレーダーによって違うことは起こりえます。

それとルースの状態とジュエリーにセットされた状態でも違うことも。

えっ!そうなの。と驚きの方もいらしゃいますね。

 

以前ブログにも書きましたが同じ環境で同じ色を見てても

人間見える色の範囲が違いますし難しい部分でもあります

 

で、先日某鑑別機関にスターオパール依頼した時の件

ものの見事にクッキリ3条スター

2_000000008228

で、結果は『オパール』

 

画像や実際ライトを当ててみてもらいスター出てますねと確認

 

しかしその鑑別者曰く

ライトを正面付近から当てた状態でスターがルース中央に見える

場合のみスターオパール表記するとのこと(キャッツも同様)

 

私『じゃあ、このルースをスターが正面に見えるようにリングに斜めに

セットしたらスターオパール表記になるのですか?』

 

鑑別『はい!そうなります』

 

正面付近からライト当てて正面に見えないといけないを強調、

画像に写りませんから・・・的なニュアンスもあったので

鑑別書写真都合かと思うくらい<(`^´)>

 

リングにセットされることで色が濃く見えブラックオパール

表記になったとかはセットされてる状況しか見れないモノで

色判断なので100歩譲って理解できますが、

セットする向きだけで同じ石で結果が変わるのは

いまいち納得できないのは私だけでしょうか・・・

 

基本、鑑別結果(特にキャラクター部分)についてはその鑑別機関の

見解なので、石種の間違い以外なければどんな結果出してもらって

も良いというスタンスですが、

 

同じ石がジュエリーセットの方向を変えただけで結果が違うという

基準を説明されたのがどうもひっかかりました。

それもそこの見解と言われればそうですが

皆様どう思われるでしょうか…

 

いやいやお前が完璧な石を用意しろって言われそうですね(^_^;)

すみません。リカットするのもったいなかったので

 

決して批判している訳ではなく

そんなこともあるというお話でした。

 

キャラクター部分の判断はホント難しい

鑑別書はあくまでも石種を判別するもので

その他の部分はご自身でどう感じるかかと思います。

 

美しいものは理屈抜きで美しい♪

そんな宝石をご紹介できるよう頑張ります。