こんにちは!店長です(^^)
10月誕生石の代表といえばオパール
私も業界に入って以来ずーっと追い求めてきた宝石のひとつ
ここ1~2年のブラックオパールの産出激減は予想外でしたが、
少しでも良いものを日本の皆様にご紹介するために
WEBサイト通じて全国の皆様にお届けしております。
実物を見れれば良いのですがネットショップは画像判断、
特にオパールはWEBで購入しにくい宝石のひとつですが
当店ではオパールトレードスケール(OTS)にて
細かな部分をお伝えできるようページを設けておりますので
今回はOTSを改めてご紹介したいと思います。
基本、私がオパール鉱山会社勤務から約16年の経験を
元にネット購入時に少しでも判断材料になればと開発しました。
各項目は数値化しているのですが、それは企業秘密(^.^)
当店ブラックオパール評価としてはもちろん、
細かな部分を判断できればプロでも買付けなどにも役立ちます。
ということで、少し解説♪
このネタ男性のほうが興味あるかもしれませんね。
文字数多くなるので時間ある時にでも目を通してください
ブラックオパールの評価項目は大きく8つございます。
○光沢と輝き
○地色
○カラー
○正面の外観
○形状
○含有物とキズ
○特徴・カラーパターン
○サイズ
OTSではそれぞれ配点があり
○光沢と輝き 20点満点
○地色 15点満点
○カラー 35点満点
○正面の外観 10点満点
○形状 10点満点
○含有物とキズ 0~▲10点
○特徴・カラーパターン 0~10点
○サイズ ×0.95~×1.10
配点をみると何を重視しているかお分かりかと思います。
光沢と輝き・地色・カラーの3項目がメインとなります
『光沢と輝き』
文字の通りどれだけクリアな発色かという部分
ぼやっとして曇りのあるのもは低評価となりますが、
光を当てればクリアに見えるのでWEBの写真判断が難しい
部分、故にOTSが本領発揮する部分です。
私も買付では大きくて安いなど例外を除いて、くもりの少
ないものを厳選します。
当店のオパールはクリアと褒めていただきますが、長年相
数見てますので自信あります。
『地色』
ブラックという冠がつくオパールですので地色が濃いもの
が高評価となります。というのも表面に当たった光はポッ
チにより反射しますがライト色よりブラックのほうがより
強い反射となり鮮やかな遊色を見せます。太陽光で見ると
良くわかり、ライト系は強い光源では色が飛んでしまうこ
とありますが黒生地と呼ばれる黒い地色は内側からの強い
色を見せるてくれます。
そういう意味でコメントでも黒生地など強調します。
ライトニングリッジで産出するオパールの多くがライトカ
ラーということも意外と知られてなく、黒い原石になるの
は低確率、そこに遊色が入るなんてそれは大変貴重です。
グレースケールを参照しグレーディングします。
『カラー』
高額の資産性を求めない場合はお好みで選ばれるのが良い
ですが、流通では希少性が反映され評価されます。
少ない順にレッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・
パープル。
ただし単色ではないものは多い3色を中心に評価
赤斑が希少というのをご存じの方多いですが、単純に赤が
高配点という訳ではなく『光沢と輝き』(縦列)が関係し
☆5~☆1別に色の点数があります。
例えば輝き2-レッドより輝き5-グリーンのほうが評価点
高かったりします。単色でないケースがほとんどなので色
ごと割合にて採点し総合点を決定。
■部分に配点があるのですが、苦労して開発したのでこれまた
企業秘密(^.^)
見る角度によって全然色が変わることもあるので一番難しい
部分ですね。
『カラーパターン』
どのような模様(カラーパターン)を見せるかもプラスポイント
最も貴重と言われる角斑ハーレクィンパターンなどメジャーなものから、
私が名づけ親のコーラルリーフやステンドグラスなどもございます。
過去の記事も参照ください
2つとして同じものがないオパールの魅力をさらに高めてくれます。
幻とまで言われるスターオパールが当店にあることは冥利につきます(^^)v
そして他のポイント正面の外観・形状・含有物とキズ・サイズ
を評価し総合的に1~5星で表記しております。
OTSは当店ブラックオパールお買物時の補助としてグレーディング
しておりますので、参考にしていただきネットショッピングを
お楽しみいただければ幸いです。
鉱山の産出状況と国内外市場価格を熟知している当店だからこそ
常にベストの価格でご提案できていると自負しております。
下記に画像入りオパールトレードスケールを添付しましたので
参照ください。
オパール・トレード・スケール(OTS)
総合評価は星によって表しております |
|
☆☆☆☆☆ |
稀にみる逸品 |
☆☆☆☆ |
トップクラスの品(ジェム品質) |
☆☆☆ |
上質クラスの品(ジュエリー品質) |
☆☆ |
一般的な品質(ジュエリー・アクセサリー品質) |
☆ |
やや魅力に欠ける |
オパール8つの品質評価基準項目
光沢と輝き |
色と共に重要な部分で遊色の鮮明度や曇りやかすみの有無で5段階評価いたします。 |
地色(コダックカラー&グレースケール使用) |
地色は色への影響も大きいものです。
|
B4:17~19 漆黒色 L2:4~6 灰色L1
|
カラーの範囲 |
どの色を有するかでオパールの評価は大きく変わります。評価ポイントとして最も難しい部分ですが色・占有量などを光沢とのバランスで評価します レッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・パープル(希少色順) 色表記:色リストから3つまでの色を選び記述いたします。 |
形状 |
理想的な形はきれいなドーム型の楕円形カボッションで140(縦):100(横):60(高さ)の比率 |
正面の外観 |
正面から見た際、オパールの色彩が直接見えるかどうかの指標 |
含有物と傷(マイナスポイント) |
★ 10倍ルーペで見てわずかに確認できる(5か所以内) ブラックオパールの多くは砂や石膏、ポッチなどの含有物を持ちます。正面から見て見えない場合は、オパールの価値に影響を与えません。 しかし少しでも表面を覆う場合にはその石の評価が下がります。 石膏…表面に網状の細かい灰色の線となって現れることがあり、 |
サイズ |
オパールの場合他のカラーストーンと違いサイズは大きな評価にはなりませんが、 ○オーバル ○ファンシー ●特徴・カラーパターン● |
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