こんにちは(^ ^)
宝石大陸デザイン担当の鈴木です。
フルオーダージュエリーレポート第6弾をご紹介いたします♪
今回は、鮮やかな青が美しく、「ブルーアイ」と形容されるブラックオパールのペンダントをご紹介いたします。
【お客様のご依頼】
- 以前に当店でご購入いただいたルースを、ペンダントトップとして使用したい。
- 手持ちのリングをリフォームして、余ったダイヤをこのペントップに使いたい。
- 豪華になりすぎず、石の上方(バチカン部分)に装飾を入れたい。
- 動きのあるデザインの方が好み。
このようなご要望がありました。
【デザイン提案】
お客様のご要望から、デザイン画を幾つかその場で描かせて頂きました。
幾つか描いていく中で、右端のデザインを気に入ってくださりました。
ただ、リフォームするリングのメレダイヤがたくさん余っているため、せっかくなのでもう少しダイヤを使いたいけれど、豪華になりすぎないようにしたいとのお話がありました。
そこで、石座に一周メレダイヤを彫り留めすることをご提案しました。
ペンダントは、基本的には正面からのデザインが全てですが、長めに着用する時は特に、揺れた時に側面が見えることが多くあります。
今回のペンダントはブルーアイのオパールが主役なので、余ったダイヤで石を取り巻くのではなく、石座側面をキラキラ輝かせることで、主役の石を引き立たせた上品な輝きをプラスすることに決まりました。
【職人打ち合わせ・加工・調整】
デザインが決定してから、構造や制作の進め方について、職人と打ち合わせを行います。
石座は、正面からは見えないようにしつつ、ダイヤの彫留めを入れられる厚みにするため、石を乗せて確認しながら調整を繰り返します。
また、リフォームするリングのダイヤを全て外し、ダイヤの大きさと今回新たに作る座とのバランスも確認して進めていきました。
外した石と、今回のデザインのバランスを見て、お客様ともお話し、座に入れるダイヤは1列ではなく2列に調整をしました。
※石外しをしたリフォームリング枠
【納品】
調整を重ね、遂に完成したペンダントがこちらです。
デザイン画とともにお渡しし、上品な輝きをとても喜んで下さりました。
豪華すぎないけれど品格のあるデザインは、このオパールに良く合います。
お客様もお帰りの際に早速身に着けてくださり、
とてもお似合いで、私も嬉しい限りです。
お客様と一緒につくりあげた、たったひとつのオリジナルジュエリーを、これからたくさん使っていただけることを願っています。